令和7年度 社会教育推進方針




令和7年度
社会教育推進方針
阿武町教育委員会

 急速に進む人口減少と少子高齢化の波は、阿武町にとって大きな課題です。この課題を乗り越え、地域の未来を切り拓くためには、地域住民が地域コミュニティの将来像や在り方を共有しながら、町の力となる人づくりを力強く進めていく必要があります。阿武町教育基本方針をふまえ、社会教育では以下の2つを軸として、「ひと・つながり・地域をつくる生涯学習の充実」を図り、住民の主体的参画による持続可能な地域づくりを推進します。

子どもも大人も夢と希望をもって学び合う社会教育
 それぞれの興味・関心や課題に応じた多様な学習機会を提供し、子どもも大人も夢や希望をもって学び合える環境を整えます。学びを通じて人々の「つながり」や「かかわり」を作り出し、地域コミュニティの維持・活性化に貢献します。
地方創生の鍵となる協働と参画による社会教育
 地域社会に根差したウェルビーイングの向上をめざし、一人ひとりの主体的な学びを支援することで、学習者によりよい地域の創り手としての自覚を促します。また、学びの成果を地域づくりの実践につなげることで、地域への愛着と誇りを育みます。地域学校協働活動による地域住民等と学校との連携協力体制を生かして、地域全体で子どもたちの学びや成長を支援し、地域の教育力を向上させます。



1 学習機会の拡充と学習内容の充実
(1) 幅広い分野の学習活動とつながりづくりのハブとなる公民館活動の充実
(2) 住民のニーズや時代の変化を捉えた新たな社会教育活動の推進

2 個性と魅力ある文化芸術活動の推進
(1) 主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業実践
(2) 地域文化財・伝統文化の保存・継承・活用

3 ひとと町を元気にするスポーツ・レクリエーションの推進
(1) 多世代が楽しみながら交流できる地域スポーツ、レクリエーション活動の提供
(2) 住民を主体とした「する」「観る」「支える」スポーツの推進

4 学習成果を生かす活動の推進
(1) 学習の成果を地域や社会に還元できる仕組みづくり
(2) 学びを通した、地域づくりを担う人材の育成

5 各種サークル活動への支援
(1) 主体的な学びの継続を支える仕組みづくり
(2) 学習環境の整備と情報発信による学びの支援

6 学校教育と社会教育が融合した協働・共創のまちづくりの推進
(1) 地域学校協働活動による大人と子どもが共に学び合う学校・家庭・地域の協働体制づくり
(2) ふるさと愛を育てる社会貢献活動の推進
(3) 地域ぐるみで取り組む人権教育
(4) 地域ぐるみで取り組む防災教育の推進
(5) 部活動から地域クラブへの円滑な移行



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