🌟🎬〝塾〟開設へ! 産学で作る「学びの場」
子どもたちの未来に寄り添う、小さな一歩が始まりました!
阿武町では、子どもたちが安心して学び、自分の可能性を伸ばしていけるよう、地域ぐるみで教育を支える新たな取り組みを進めています。
その一環として、6月1日、町と民間企業「㈱Founding Base(ファウンディング ベース)」との間で「公設塾」の開設に向けた連携協定を締結しました。
これにより、「地域活性化企業人」として阿武町に派遣される大越 優斗 さん(元・高校教員)を中心に、今年度から〝塾〟の開設準備が本格的にスタートします。
8月1日には、役場で大越さんの着任式が行われました。町長・副町長・教育長が見守る中、大越さんとFounding Base社の教育グループマネージャー 小野崎 すみれ さんによる決意表明が行われ、地域に根ざした新たな学びの取り組みへの想いが語られました。
大越さんは、「地域ぐるみで子どもを育てることには、大きな可能性があると思っています。子どもたちが活躍できる場所を作るため、しっかりと努めていきたい」と決意を語りました。
小野崎さんは、「この取り組みが単発で終わらぬよう、地域のみなさんと声を交わしながら、本当に必要とされる教育の仕組みを作っていきたい」と述べ、持続可能な支援をめざす姿勢を示しました。
花田 憲彦 町長は、「〝運も実力のうち〟という言葉があるが、かたや〝実力も運のうち〟という考え方もある。言い換えれば、実力も運によって左右されてしまう。塾がない町の子どもたちは、スタートラインに立つ前からハンディを負ってしまう。その後の努力は本人次第としても、まずは〝同じ土俵〟を用意することが我々の役目だ」と、教育機会の公平性に向けた強い想いを語りました。
〝実力も運のうち〟
「実力」とみなされるものも、環境や機会などによって左右されるという考え方。
「白熱教室」で有名なハーバード大学の哲学教授 マイケル・サンデル氏の主張。
今後は、今年度をプレ期間として、地域の声を聞きながら試行を重ね、来年度の正式な「公設塾」開設をめざします。
子どもたちが、夢や目標に向かって一歩を踏み出せるように。地域と共に歩みながら、学びの場を育ててまいります。