子どもたちから素敵な誕生日プレゼントをいただきました!

 

先日発表された年末恒例の「流行語大賞」のノミネート語の中に、季節が夏と冬しかない「二極化」という言葉が入っていましたが、その言葉通り、ついこの前まで「猛暑!猛暑!」と言っていたのが噓のように、朝晩はかなり冷え込みを感じるようになりました。

 

そんな短い秋の一日、11月8日は私の誕生日でした。この歳になるとむしろ歳が増えることはうれしくありませんが、何歳になっても誕生日はどこか「特別な日」に思います。

 

  この日は土曜日でしたが、福賀小の学習発表会、阿武小のスタディフェスタが行われ、それぞれ参観させてもらいました。

多くの地域の方が参観した「福賀小学習発表会」のようす


福賀小学校の学習発表会には、今年も多くの地域の方々が足を運んでおられました。全校児童7名が一生懸命披露する「福賀ふるさと夢太鼓」や「ステージ発表」を、子どもの何倍も多い大人が温かく見守り拍手を送ります。まさに「地域の子どもは地域で育てる」という言葉通りの温かい学習発表会でした。



全校児童で校歌を歌う「阿武小スタディフェスタ」のようす

阿武小学校のスタディフェスタでは、5年生と6年生のステージ発表を見せてもらいました。どの学年も、この日に向けて本当によく練習したんだろうなと思える発表でした。6年生の劇は、平安末期から鎌倉前期の源平合戦の時代を舞台にしたものでしたが、中学生になって受ける社会科の定期テストは、この時代に関する問題は全員満点を取ることでしょうね。(笑)


防災アドバイザーの工藤美佐さんをファシリテーターにお迎えして
パネルディスカッションを行った「阿武中文化祭」のようす

ちなみに、先月行われた阿武中学校の文化祭もすばらしいものでした。阿武中学校は、今年一年間「子どもが地域の先生プロジェクト」の一環として「防災学習」に取り組んでおり、この文化祭でその学習成果が広く地域に発表されました。最近の中学校の文化祭は、学習成果の発表に加えて、どちらかというと自分達が楽しむお祭り色が強い文化祭になる傾向がありますが、阿武中の文化祭は、プレゼン発表、作品展示、劇、パネルディスカッション、そして町や地域への提案など、すべて「防災」をテーマとした学習成果の発表で、その中に、笑いあり、工夫あり、感動ありのレベルの高い文化祭でした。


  さて、この日はもうひとつ、バレーボール萩市長杯の大会が開催され、「ABUバレーボールクラブ」が地域クラブとして初めて大会に参加をするということで私も応援に駆けつけました。
 

「ABUバレーボールクラブ」初勝利!(紺色のユニホームが阿武中学校の選手)


  3年生が引退し現在部員が2名しかいませんが、試合に出場するという経験を積ませたいという思いから、萩東中学校から選手を借りて合同チームで参加をしました。予選リーグは敗退してしまいましたが、順位決定戦では接戦をものにし、記念すべき初勝利を飾ることができました。最初はガチガチに緊張していた2人でしたが、徐々に動きがよくなり、スパイクが決まってガッツポーズをする姿や、得点が入って萩東中の選手とハイタッチをして喜ぶ姿が見られました。


 友達と息を合わせて一生懸命太鼓をたたく子どもたち。

全校生徒が心を一つにして誇らしげに校歌を歌う子どもたち。

将来の阿武町のことを真剣に考え、堂々と自分の考えを発表する子どもたち。

笑顔で勝利を喜ぶ子どもたち。


 どの会場に行っても、子どもたちが見せてくれる元気で明るく堂々とした姿は、私にとって何よりの誕生日プレゼントになりました。


  あの「ザ!鉄腕!DASH!!」の収録が終わった翌日、あいさつに来てくれた日本テレビのスタッフの方が、「こちらが説明するときは静かに聞いてくれる。指示をすれば指示通りに動いてくれる。合図をすれば合図どおりに盛り上げてくれる。……こんな子どもたちがいる学校がまだあるんですね。われわれスタッフも心が洗われました。」と話してくれました。




 誇れる阿武町の子どもたちです。私の誕生日に素敵な姿(プレゼント)をありがとう!








次の記事 前の記事