「山口県人権推進指針」が12年ぶりに改定されました!

令和6年度 山口県 人権に関する児童生徒作品
(ポスター)
高校生の部 最優秀作品

阿武町では、「山口県人権推進指針」に基づき、「阿武町人権施策・教育推進方針」を作成し、人権が尊重された心豊かな地域社会の実現に向けて、様々な取組を展開しています。

具体的には、毎年講師を招聘して、「阿武町人権を考える集い」や「地区別人権学習講座」を開催しています。学校においても「人権参観日」の開催や、「いじめのない学校づくり」について考える学級活動の時間など、すべての教育活動を通して人権教育を展開しているところです。

令和6年度人権に関する児童生徒作品ポスターの部で最優秀に選ばれた高校生は阿武町出身の方でした。このような結果も、小さい頃から受けてきた人権教育や、人に優しい地域の中で育ってきた、そのようなものがベースにあっての受賞だと嬉しく思っています。

 その「山口県人権推進指針」が、この度12年ぶりに改定されたことをご存じでしょうか。今回の改定では、例えば「男女共同参画に関する問題」については、配偶者からの暴力(DV)や性犯罪、性暴力についての記述が加えられ、「子どもの問題」については、「いじめ防止対策推進法」や「子どもの貧困対策推進法」、そして「こども基本法」などの新たな法の整備が紹介されています。また、これまで「性同一性障害の問題」と書かれていたところは、「性の多様性に関する問題」という文言に変わるなど、社会の変化に対応して、内容が大きく変わっています。さらに「同和問題」については「部落差別(同和問題)」とされました。2016年に「部落差別の解消の推進に関する法律」が制定され、部落差別を解消するため、必要な教育や啓発に努めるよう求められています。 

阿武町を今以上に人に優しい地域にするために、私たちは常に社会の変化、価値観の多様化に目を向け、さらに人権感覚を磨いていく必要があります。「阿武町人権施策・教育推進方針」をホームページにアップしていますので、ご覧ください。



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