阿武町の子どもたちが地域の中で立派に育っているということを強く実感した「山口県地域連携教育再加速フォーラム」
山口県教育委員会は、子どもたちがふるさと山口を大切にする気持ちをもって、主体的に地域づくりに参画しようとする心意気を「やまぐちPRIDE」という合言葉で表し、そのもとでキャリア教育と地域連携教育を一体的に推進することにより、地域との関わりの中で、自己の在り方や生き方を考えてもらう教育活動を展開しています。
そして、県内7地区からそれぞれ1校をモデル校とし、子どもが主体となって、地域の人と人とをつなげ、子どもと大人が学び合う活動を学校運営協議会や地域教育ネットと連携しながら行う「子どもが地域の先生プロジェクト」はその取組の一つで、令和7年度は阿武中学校がモデル校に指定されていました。
この指定を受け、阿武中学校ではこの一年間、「自分たちの故郷は自分たちで守る! ~防災を『自分ごと』にした私たち中学生の挑戦~」をスローガンに掲げ、専門家による防災出前授業、実際に被災地熊本を訪れての視察研修、町の防災訓練への参加といった体験活動を行い、文化祭でその学習成果を地域の方々に発信しました。
専門家を招聘しての「防災」に関する授業
町防災訓練での土嚢づくりのようす
町防災訓練での避難所テント設営のようす
被災地熊本を訪れての現地視察
また、1月24日(土)山口市のYMfg維新セミナーパークで開催された「地域連携教育再加速フォーラム」でも、大勢の参会者の前で、阿武中学校の代表生徒があらためて一年間の取組の成果をポスターセッションという形で発表しました。
このフォーラムは、コロナ禍によって停滞した山口県の地域連携教育を再加速させようと3年前から開催している大会で、県内外から1000人以上の参会者が集う、山口県教育委員会が主催する大会としては最大規模のフォーラムです。
大勢の参会者の前で堂々と発表する阿武中の代表生徒
発表した阿武中学校の代表生徒は、自分たちの取組を落ち着いて堂々と自信をもって発表しました。発表後にも参会者からたくさんの質問が寄せられましたが、その質問にも一つ一つ自分の言葉できちんと答えることができ、会場から大きな拍手が送られました。
大人に混ざって自分の意見を述べる「熟議」のようす
さらにフォーラムの閉会式では、最後に山口県内の小学校、中学校、高校それぞれの代表の子どもたちがステージに登壇し、自分の思いや決意を発表する「子ども宣言」でフィナーレとなるのですが、その中学校の代表として県内すべての中学校の中から、阿武中学校の2名の生徒が選ばれて、「僕たちはいつも地域の人たちに見守られている。感謝の気持ちを忘れずに、やがて自分が地域の担い手になれるよう努力したい。」と力強く宣言してくれました。
閉会式で中学生を代表して力強く「こども宣言」をする阿武中生徒
私も一日フォーラムに参加し、阿武中学校の生徒の様子を見守りましたが、小さい自治体の小さな中学校の生徒が、他の市町の大人や子どもたちと堂々と渡り合う姿は本当に頼もしくうれしく感じました。「子どもが地域の先生プロジェクト」や「地域連携教育再加速フォーラム」のねらいの通り、阿武町の子どもたちが地域の中で立派に育っているということを強く実感した一日でした。





